出版社内容情報
ロスコ絵画誕生の背景と抽象表現主義の実情を、10年にわたる綿密な調査で鮮やかに蘇らせた名著の日本語版。没後50周年記念刊行。ロスコ絵画誕生の背景と、ポロック、デ・クーニング、クラインらと共に担った抽象表現主義の時代を、10年にわたる綿密な調査で鮮やかに蘇らせた名著、待望の日本語版刊行!
1993年に出版された原書は、25年を経た今もマーク・ロスコの唯一無二の本格的伝記として知られる。ロシア移民としての苦悩に満ちた幼年期から、画家としての成功と葛藤、1970年の自殺までの生涯を、ロスコの手記、私文書を含む膨大な資料と、家族、画家仲間、蒐集家、画商などロスコを知る人々へのインタヴューによって委細に再現。巻末資料は一級研究資料。
目次
序文 日本語版に寄せて クリストファー・ロスコ
1 53丁目のパルナッソス
2 ドヴィンスク/ポートランド
3 ニューヘイヴン/ニューヨーク
4 大恐慌時代の出発
5 公共事業促進局に雇われる
6 「総力戦」
7 「『グローバリズム』が視野に飛び込んでくる」
8 「新生活」
9 生命をもち、呼吸するアート
10 ロスコの新たなヴィジョン
11 正当な評価
12 暗い絵
13 シーグラム壁画
14 ロスコのイメージ
15 ハーヴァード壁画
16 ロスコ・チャペル
17 ロスコの大動脈瘤
18 テートへの寄贈
19 ロスコの自殺
ジェイムズ・E・B・ブレズリン[ジェイムズ イー ビー ブレズリン]
著・文・その他
木下哲夫[キノシタ テツオ]
翻訳
内容説明
没後50年(2020年)を機に待望の日本語版刊行!ロスコ絵画誕生の背景と、ポロック、デ・クーニング、クラインらと共に担った抽象表現主義の時代を、10年を費やした綿密な調査で鮮やかに蘇らせた名著。
目次
五三丁目のパルナッソス
ドヴィンスク/ポートランド
ニューヘイヴン/ニューヨーク
大恐慌時代の出発
公共事業促進局に雇われる
「総力戦」
「『グローバリズム』が視野に飛び込んでくる」
「新生活」
生命をもち、呼吸するアート
ロスコの新たなヴィジョン
正当な評価
暗い絵
シーグラム壁画
ロスコのイメージ
ハーヴァード壁画
ロスコ・チャペル
ロスコの大動脈瘤
テートへの寄贈
ロスコの自殺
著者等紹介
ブレズリン,ジェイムズ・E.B.[ブレズリン,ジェイムズ・E.B.] [Breslin,James E.B.]
1935年ニューヨーク州ブルックリン生まれ。ニューヨーク市立大学ブルックリン校を卒業後、ノースカロライナ大学で修士号を、ミネソタ大学で博士号を取得。1964年にカリフォルニア大学バークリー校の教員となり、以来20世紀アメリカの詩と美術を研究領域として、32年間同大学で教鞭をとった。英語英文学教授および美術学部長在任中の1996年1月6日、バークリーの自宅で心臓発作のため60歳で急逝
木下哲夫[キノシタテツオ]
翻訳家。1950年生まれ。京都大学卒業後、パリ第三大学英文科で学ぶ。美術書を中心に多数の翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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