目次
第1章 立山砂防の歴史と技術(日本および世界の土木史からみた立山砂防;常願寺川が育てた偉大な技術者たち)
第2章 座談会(日本固有の防災遺産立山砂防の防災システムを世界遺産に)
第3章 立山の自然と防災観(立山連峰から富山平野へ―北アルプスの自然と人のかかわり;人間の労働と文化遺産;立山カルデラ―人と大地のドラマ;立山の自然特性と災害―上昇する山、氷の山、火の山、水の山)
第4章 世界遺産登録に向けて(自然と共生した世界に誇れる防災遺産・立山砂防;立山砂防を語り伝える女性たち;立山砂防の防災システム―その顕著で普遍的な価値の包括的考察)
著者等紹介
五十嵐敬喜[イガラシタカヨシ]
1944年山形県生まれ。法政大学名誉教授、日本景観学会会長、弁護士、元内閣官房参与。「美しい都市」をキーワードに、住民本位の都市計画のありかたを提唱。神奈川県真鶴町の「美の条例」制定など、全国の自治体や住民運動を支援する
岩槻邦男[イワツキクニオ]
1934年兵庫県生まれ。兵庫県立人と自然の博物館名誉館長、東京大学名誉教授。世界自然遺産候補地の考え方に係る懇談会座長。日本人の自然観にもとづく地球の持続性の確立に向けて積極的に発言している。94年日本学士院エジンバラ公賞受賞。2007年文化功労者
西村幸夫[ニシムラユキオ]
1952年、福岡市生まれ。東京大学教授。日本イコモス国内委員会委員長、文化庁文化審議会委員、同世界遺産特別委員会委員長。専門は都市計画、都市保全計画、都市景観計画
松浦晃一郎[マツウラコウイチロウ]
1937年山口県出身。外務省入省後、経済協力局長、北米局長、外務審議官を経て94年より駐仏大使。98年世界遺産委員会議長、99年にはアジアから初のユネスコ事務局長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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