内容説明
BIOCITYの最新刊は、コミュニティデザインのプロ集団として全国で活動するstudio-Lの創立10周年記念特集。山崎亮代表ほか8人のメンバーが、ジョン・ラスキン、ロバート・オウエン、ウィリアム・モリスなど、コミュニティデザインの思想と活動の源流となった人物にゆかりの地を訪ね、その思想や実践が現代のイギリスでどのように受け継がれているかを、歴史・医療・福祉・教育・環境・経済などをテーマに報告します。
目次
特集 コミュニティデザインの源流を訪ねて―studio-Lの英国回覧実記
巻頭言 近代を乗り越えるために
studio-Lの英国回覧実記(Site1 コニストン村とラスキン博物館 ラスキンの晩年に学ぶ;Site2 トインビーホールとハムステッド田園郊外 ヘンリエッタ・バーネットの社会改良運動;Site3 ピッチング・カムデン村の手工芸ギルド アシュビーのアーツ・アンド・クラフツ運動;Site4 ロンドンの労働者大学(WMC) モーリスの思想が息づく生涯学習の場
Site5 マギーズセンター・グラスゴー 患者ではなく生活者として過ごす場所
Site6 インクレディブル・エディブル・トッドモーデン 草の根の取組が大きなムーブメントへ
Site7 ロッチデール・サークル 高齢者を孤立から守る地域サービス
Site8 CAT(代替技術開発センター) テーマ特化型施設の運営と地域のつながり
Site9 ダルストン・イースタン・カーブ・ガーデン 食・農・アーチが融合する都市型ファーム
Site10 インパクト・ハブ・ウエストミンスター 『シビックエコノミー』の著者を訪ねて)
ミニ連載(ヴィンテージ・アナログの世界 レコード・レーベルの黄金期7;近代数奇者と書1 広田不孤斎、松永耳庵と「湯」)
連載(動物たちの文化誌12 水の中の動物たち;ネイチャー・センス9 妖怪とメディアアート:見えないものの姿かたち;Art for Humanity9 若林奮闘の「庭」への思索)



