内容説明
アフターケア相談所「ゆずりは」所長の高橋亜美が少女の声なき声を詩集絵本化。
著者等紹介
高橋亜美[タカハシアミ]
児童養護施設等退所者のアフターケア相談所「ゆずりは」所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たいちーらぶ
3
注文してから手元に届くまで2週間、待ち望んだ1冊。最近メディアでも多く取り上げられている‘ヤングケアラー’。この本はケアされている側の目線で書かれている。素朴な絵の横には、信じられない状況に置かれている子供の詩が綴られている。最後の言葉には胸が苦しすぎて思わず声が出てしまった。昔は子供が年下の兄弟の面倒を見るということは当たり前だったと思う。しかし昔と今との違いは、助けを求められる大人が近くに居るか居ないか…ということだと思う。‘自分は助ける側の大人である’という自覚を持たなければならないと改めて思う。2021/12/05
かりんとう
1
以前にラジオで紹介されていた時に購入した本。 女の子が施設に行って初めてくつ下を履いた事が詩にあり、 今の日本でもこんな子供がいることに驚いた。 女の子が兄もくつ下を履いたか気にしているところが心打たれる。今、この兄弟が幸せでありますように。2021/09/01