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出版社内容情報
「シリーズ3/4」始動!
3/4くらいの文量、サイズ、重さの本。それぞれのやり方で、余白のある生き方をさがすすべての方へ送る新シリーズです。
「このまま何事もなく毎日が過ぎたら無職なんだなと思っていたのだが、何事もなく過ぎたので今日から無職だ。無職になるのは13カ月ぶり。人生設計について特に何も思い描いてこなかったのだけれど、それなりにはたらいているだろうとは思っていたので、この何も決まっていなさに途方に暮れている。」
会社とはなんなのだろう。41歳、未婚、女性、東京でひとり暮らし。不安もあるけど、好きな仕事で形を決めずに生きる。非正規雇用、正社員、アルバイト、無職を渡り歩いた、39歳から41歳の切実な日々の記録です。
目次
1章 39歳無職日記
2章 社員はつらいよ /出張と旅の間
3章 41歳無職日記
丹野未雪(たんの・みゆき)
1975年宮城県生まれ。編集者、ライター。ほとんど非正規雇用で出版業界を転々と渡り歩く。おもに文芸、音楽、社会の分野で、雑誌や書籍の編集、執筆、構成にたずさわる。双子座。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Y2K☮
33
著者の見解だけが正しいわけではない。他の登場人物にも各々の事情や言い分があるはず。全部ひっくるめて書店も大変だけど出版業界も相当厳しいなと。無職な状況で飲み会やら旅行やらを漫喫する姿が「甘い」と思われるのは想定済みだろう。何も問題ない。それはそれだ。人付き合いが大事な業界なんだろうし。でもその生き方を貫きつつ友人にお金を借りるのは筋が通らないのでは? もっと早くに日払いのバイトを入れるとか何か手を講じないと。ちょっとまだ妙なプライドに縛られているのかな。掃除の仕事だってそんな簡単なものじゃないと思います。2019/05/09
阿部義彦
23
私が個人的に応援している小出版社タバブックスの新刊です。ここで出している雑誌「仕事文脈」は少し前から購入しています。私と同郷の宮城県出身の編集畑を歩んできた著者の、生まれて初めての正社員の経験とそこから挫折する一年間そこらが日記形式でえがかれます。でも出版編集なんて殆どフリーみたいなもんじゃないですか?仕事を辞めても人脈が豊かで常にお誘いの声がかかるなんて羨ましいです。同じ無職でも恵まれすぎてる無職だと私は思いました。借金も返せる位の将来設計が出来てますので、その下にはまだ下がいる。恵まれてますよ!2017/08/13
shikada
16
非正規雇用の編集者と無職を行ったり来たりする日記風エッセイ。途中で正社員になるが、人手不足のなかでいい加減な採用を繰り返す会社に嫌気が差したのか1年でやめる。無職時代、多少アルバイトしても、年金・住民税・健康保険料の三銃士に全部持っていかれてしまうのは世知辛い。友人にお金を借りるくだりのリアリティが凄かった。お金は借りるほうより貸すほうに勇気がいる。ただ、そのへんの厳しいエピソードを補って余りあるほど、人間関係が豊かな方という印象。過去の仕事で得た友人なのか、しょっちゅう友人と飲んでいた。2021/04/26
ヨータン
16
あまりにも一個人の日記という感じの本で、この著者の知り合いなら面白く読めたかもしれないけど、一般の読者にとってはちょっと退屈な本かなと思いました。2019/03/22
即書評
13
正直、何があたらしいのかわかりませんでした。 「無職→正社員→無職」という流れが淡々と書かれている書籍です。 それが逆にリアルで、自分が無職だった時のことを懐かしく思い出しました。 あたらしい無職の感想と要約 https://sokusyohyou.com/post-2374.html2019/01/16
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