出版社内容情報
激しく転換する歴史の渦の中心にいた三人。豊富な写真とともに溥儀の後半生を通して近代中国史を描きます。辛亥革命から満州事変…。激しく転換する歴史の渦の中心にいた三人。
旧時代の象徴である清朝最後の皇帝・溥儀と新時代の中国のリーダー、毛沢東と周恩来。
本書では特に周恩来と溥儀の交流に焦点を当て、豊富な写真とともに溥儀の後半生を通して近代中国史を描きます。
【主要目次】
初めての試み/偉大な懐/引き渡し/撫順に「匿われる」/北から南への帰還/聞き取り調査/最高会議での決定/手紙の往来から面会まで/高い塀の内外/特赦「011 号」周恩来の立脚点/「四訓」/新しい生活/就職面談/愛新覚羅一族の団欒/世界に向けて歩む庭師/「家庭内における問題」の仲裁/専門要員/正月の団欒/帰路/昼食会での懇談/湖南料理の宴会/この世の神話/福建廳から新疆廳まで/毛沢東の溥儀論/国事行事への招待状/病との戦い/黄昏の灯り/宣伝ビラ上の吉報/最後の春秋/振り子の止まった時計/新しい歴史/愛新覚羅・溥儀の略年譜
王 慶祥[オウ ケイショウ]
著・文・その他
松田 徹[マツダ テツ]
翻訳
内容説明
清朝最後の皇帝、愛新覚羅・溥儀の人生を変えた毛沢東、周恩来との出会いと交流、そして晩年までの史実を詳述!
目次
初めての試み
偉大な懐
引き渡し
撫順に「匿われる」
北から南への帰還
聞き取り調査
最高会議での決定
手紙の往来から面会まで
高い塀の内外
特赦「011号」〔ほか〕
著者等紹介
王慶祥[オウケイショウ]
1943年瀋陽生まれ。1968年吉林大学歴史学科卒業。現在、吉林省社会科学院研究員、長春市政治協商会議常務委員会および文史委員会副主任。40冊余りの著書があり、多数のテレビ・映画作品に関わっている。さらに、北京や天津などで溥儀の生涯を展示する際には、責任者としての役割を務めた。それらの功績により各種の表彰を受けており、溥儀研究者として著名な存在である
松田徹[マツダテツ]
昭和32年(1957年)生まれ。立命館大学文学部史学科卒業、立命館大学大学院文学研究科史学専攻東洋史専修博士前期課程修了。現在、麗澤大学外国語学部教授。専門は中国史で、東アジアにおける史跡・文化と観光開発や中国食文化史をテーマとしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 和書
- 慈悲 講談社学術文庫