内容説明
四天王の一つとして北方守護に当たり、また、福を授ける“財宝尊”として信仰された毘沙門天。本書は、その起源からアジア各地での展開を探った、仏教における“天部信仰”の画期的研究書である。カラー口絵、本文挿図、インド・チベットの儀軌和訳も多数収録。
目次
第1章 インド・スリランカ(毘沙門天の変容―バラモン教から密教へ)
第2章 ネパール(ネパール仏教における財宝尊―特にヴァスダーラー女尊を妃とする毘沙門天を中心に)
第3章 中国(中国唐宋の毘沙門天信仰について)
第4章 チベット(チベットにおける毘沙門天;毘沙門天立体マンダラ―密教の造形世界;チベット資料に見るクベーラとジャンバラについて)
著者等紹介
北村太道[キタムラタイドウ]
1937年、兵庫県生まれ。大谷大学大学院文学研究科(仏教学専攻)修士課程修了。現在、種智院大学名誉教授。インド・チベット文献を中心に『大日経』『金剛頂経』両系統の密教の研究を進めると共に、チベット密教のフィールドワークと原典の翻訳も行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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