目次
1章 裏切りの作法(裏切りの心得;裏切りの方法;裏切りの回避法)
2章 家臣の作法(大名家を支えた重臣;教育係・補佐役・傭兵;家臣の仕事;家臣のステータスシンボル)
3章 世渡りの作法(家臣の就活;立身出世;戦国時代のマナー)
著者等紹介
小和田哲男[オワダテツオ]
1944年、静岡市に生まれる。1972年、早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。2009年3月、静岡大学を定年退職。静岡大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ポチ
57
分かり易くイラストで説明している。戦国時代に興味がある人には良いかも。2020/03/17
えっくん
32
★★★★☆「作法」シリーズ本。歴史学者である小和田先生が戦国の世の家臣たちが厳しい時代を生き残るため、主君に忠義を尽くし、時には裏切りを謀ってきたのかさまざまなエピソードを交えながら解説されています。「目上の人と会話する場合は目線を外すのが礼儀」「男色がごく当たり前のように行われていた」「騎馬武者はポニーのような小さい馬にのっていた」「午前6時に出仕し、午後2時には仕事を終わっていた」など現代とは異なる戦国時代の武士の暮らしぶりや作法などいろいろな薀蓄が満載であり、当時の世相を思い浮かべながら読みました。2020/09/29
kou
18
戦国時代の武将達は、忠義に生き忠義に死す!!ってイメージだったが、結構ドライって事が分かった。その中でも、伊達政宗は、趣味が料理で、正室が影武者を担い、あの時代では珍しい女人鉄砲隊を編成していたと言われており、異質な存在感を出していたようで興味が沸いた。2020/02/26
macho
14
環境因子としての枠組み、つまり常識の範疇の次元が全く違うことがわかった。何だか、今の世の中が、『激甘』過ぎて驚いた。戦国大名が生きていたらどんなふうに我々を評するのだろう?兎に角裏切りにも作法があり、『サイコパス』や「ADHD」の戦国大名が多数いたと思われる。🤔いやはや何とまぁ、凄い時代だこと。2021/02/16
あおい
11
下剋上や謀略は乱世の嗜み。処刑や切腹の仕方や武士はいつ死んでも死に様が美しくあるように香を焚きバニラのような香りを漂わせていたなど面白い知識が満載。2024/01/11