内容説明
我々はどこから来たのか。我々は何者か。我々はどこへ行くのか。価値観を変える26の絵画体験。
目次
01 今をどう生きるか(我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこへ行くのか―ポール・ゴーギャン/1897~1898年ごろ;ラス・メニーナス―ディエゴ・ベラスケス/1656年 ほか)
02 肥大する自我と折り合いを(オフィーリア―ジョン・エヴァレット・ミレイ/1851~1852年ごろ;エリザベート皇后―フランツ・クサーヴァー・ヴィンターハルター/1865年 ほか)
03 「普通」を疑う(愛の寓意―アーニョロ・ブロンツィーノ/1540~1545年ごろ;死者と仮面たち―ジェームズ・アンソール/1897年ごろ ほか)
04 罪と罰(最後の審判―フラ・アンジェリコ/1432~1435年ごろ;我が子を食らうサトゥルヌス―フランシスコ・デ・ゴヤ/1819~1823年ごろ ほか)
05 不安を乗り越えてゆく(叫び―エドヴァルド・ムンク/1893年;死の島―アルノルト・ベックリン/1880年 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nat
29
図書館本。作品の位置が中央を挟んで配置されていることが多いため、鑑賞しにくく感じた。特にフラ・安定ジェリコの「最後の審判」は見開きページで掲載だが、中央にキリストが配置されているので表情が見づらかった。印象に残ったのは「皇女ソフィア」の解説の中で、皇女ソフィアのレーピン以外の肖像が掲載されていたこと。あの怖い顔以外はあまり見たことがないので、珍しかった。2021/05/22
チョビ
5
学芸員資格を持っている割に、あまり絵画は興味がなく、とりあえずの知識として。そういう人にもなかなか興味深く読めた。2019/12/24
Ai
4
う~ん。2019/07/09
kaz
3
さすがトキオ・ナレッジと言うべきか。著名な古典絵画の背景、トリビア等をわかりやすく解説してくれる。しっかり知識として身につければ、ちょっとした通になれるのだが、読んだ端から忘れてしまう自分が悲しい。 2019/11/24
つる
1
たまたま本屋の棚で見かけたので買ってみた一冊。1作品につき見開き2ページほどの背景解説などがあり、作品は西洋、日本問わず(ただし西洋が多い)で数十点ほど。新しく出会えた絵画もありよかったけれど正直別に専門家が書いているわけではなく、なんとなくその人がその絵を見た時の感想、に近い感じを受けたので一つ一つの解説は印象に残るものは少なかったように思う。単純にいろんな絵画やその背景を知りたいということであれば専門家の新書などを読むほうがいいかと思う2020/03/15