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内容説明
巨大恒星間国家〈星間連盟〉の崩壊からすでに500年、軍閥貴族〈五王家〉は果てしない戦い―、継承権戦争を続けていた。時に、西暦3024年…。惑星アイカーでの戦いを終えた〈三月兎〉小隊は、新たな任務を受け、小隊長アージェンタ・アショリーカの故郷である、惑星ベルニューへ向かう。海あり、山あり、リゾートありと、すっかり休暇気分のアージェら〈三月兎〉。しかし、めざすベルニューで彼女らを待っていたのは〈星間連盟〉時代の遺跡から発掘された高性能メックをめぐる、卑劣な罠だった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さっちゃん
2
バトルテック・リプレイ第2集、アージェンタ小隊編完結編である。第1集で基本を掴んだところで実際のテーブルトークRPGとして遊べるように応用したシナリオ構成になっている。実際のゲーム世界の歴史背景や対人関係、兵装、補給などを少しだけ盛り込んでいる。舞台はタマラー協定の惑星ベリニュー。新しい任務に就いた「三月兎」小隊が星間連盟時代の遺失技術の詰まったバトルメックを取り巻く陰謀に巻き込まれて行く。リプレイとはTRPGを実際にプレイした記録をまとめたものである。バトルテックやメックウォリアーにはシナリオ集もある。2022/04/26
akiu
0
大きな陰謀に翻弄されながらも、正しさを貫く主人公たちという構図、TRPG によくある。骨太なシナリオでよかった。 2022/05/16
マコト
0
大きな陰謀に流されるままに流されて、最後はメック戦闘で解決といった印象。もともとバトルメックの戦闘シミュレーションだったものに、メックウォーリアーというTRPG部分を加えてことでの困惑が伺えます。ラストの「やり方が、汚い!」でようやくTRPGらしさを感じます。タイトルの女神たちの彷徨は、作中で強奪されたメックを指してますが、キャラクター達のエピローグも「彷徨」を感じます。読むと遊びたくなるけど、もうゲーム自体が入手困難なのが寂しいですね。(35)2019/12/22