内容説明
フランス代表監督はなぜ孤立したのか?2010年南アフリカワールドカップでレ・ブルーが大敗した真相が今、明かされる。
目次
プロローグ 内幕
第1章 勝利
第2章 ワールドカップ2006
第3章 新たな大会の幕開け―ユーロ2008へ
第4章 波乱に満ちたユーロ2008
第5章 フランスサッカー界
第6章 ワールドカップ2010出場の切符
第7章 ワールドカップ2010前夜
第8章 南アフリカの悲劇
第9章 終幕
エピローグ ユーロ2012
著者等紹介
ドメネク,レイモン[ドメネク,レイモン] [Domenech,Raymond]
1952年1月24日生まれ。フランス・リヨン出身。1993年からフランスU‐21代表監督を10年以上務めたのち、2004年にA代表の指揮官に就任する。ワールドカップ2006では、ジダンやマケレレらを代表復帰させるとともに、新世代のリベリらを代表に抜擢。同大会でチームを準優勝に導く。その後も、フランス代表監督を続投し、ユーロ2008ではグループリーグ敗退。ワールドカップ2010では選手たちとの間に軋轢が生まれ、マスコミからバッシングを受ける。同大会でチームはグループリーグを敗退。フランス代表監督を退任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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jaiose
1
内容が事実だと仮定してですが、フランス代表選手たちのエゴの強さに辟易しました。この世代だけでなく、今後の世代も同様ならば、フランス代表の国際大会での優勝は難しいのではないだろうか?カリスマ性のある監督か、ジダンのようなスーパースターが現れない限りチームがまとまらない気がします。2014/03/11
しょうた
0
苦悩が読み取れた本。 僕がサッカーをしていたとき、当時の監督がフランス代表の素晴らしさを語っていたが、内情はドロドロした不完全な集団だったのかなと少し悲しくなった。2010年のW杯でフランス代表が練習をボイコットしたことは記憶に残っている。2017/04/06
TakeROC
0
僕達の代表が停滞している様に感じ、世界の失敗チームシリーズとして、近年の仏代表に白羽の矢を立てたがもうウンザリである。南アフリカで起こったアネルカ選手の追放処分に関しての、関係者の立ち居振る舞いが想像を越えた幼稚さで選手への尊敬の気持ちが木っ端微塵である。また、筆者が仏人ある故に、皮肉、比喩のオンパレードで仏人著作はしばらく距離を置きたい。翻訳本だけど本作の仏国での評価はいかがなものなのだろうか。 胸糞悪い人間達が、それと等しい胸糞悪い人間に6年間率いられたナショナルチームの話(館)2015/01/28