目次
コミューン主義とは何か?
革命のシャーマンたちが呼び出したものたち
日本からの手紙―terrestritudeのために
都市を終わらせる―資本主義、文化、ミトコンドリア
「われわれの友へ」、世界反革命勢力後方からの注釈
壁を猛り狂わせる
隷属への否―不可視委員会とともに
コミューンのテオクリトスたちによせて
永山則夫について
真の戦争
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tom
1
それぞれのコラムは短いが、切り口が鋭利で刺さった。都市の中では、資本主義には抗えない。都市はその抵抗さえも飲み込む。我々は、都市の外に身を置く時間と空間を1%でも多く増やさなければならない。巻末の「非常事態宣言は、山積みの課題を忘れさせるためのものだ」2015年のパリ同時多発テロ後に発令された非常事態宣言を受けてのラクガキの文言だが、これを2021年の春の東京で読んだことに運命的なものを感じる。「緊急事態宣言は、山積みの課題を忘れさせるためのものだ」うん、しっくりくる。どこかにラクガキしてこようかな。2021/05/01