出版社内容情報
新書第1作目は,検事として昭和を駆け抜けた著者が,職務に正義を貫きながらも優しい眼差しで見つめた人間味あふれる随筆集です。
「連続女性殺人犯の横顔」,「果たし合い余談」,「ある夏の夜の事件」,「人懐こいヤクザ達」,「本堂異聞」,「さざえの拳と内妻殺し」,「ニッポンの検事」,「港町・ベロンちゃんの証言」等4章35篇。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
BluePlanet
5
★3.3(5.0)2015年6月発行。昭和4年生まれの検事による検事の裏ばなし。あまり自分の職場の悪口を書けないから、あまり害にもならない話しの羅列ですね。検事であったら、もっと読者の立場に立って、読者が何に関心があるかを考えて欲しかったですね。その点「検事失格」は検察の世界を分かり易くどういう組織かを解説。辞めた検事だから書けた内容が盛りだくさんでしたね。この本は続編もあるようだが、あまり期待はできなさそうですね。2021/10/04
godubdub
0
平成4年まで検事だった著者が,タイトルどおり検事時代のよもやまばなしを記した新書。春,夏,秋,冬にかけて,短いエッセイが並ぶ。素朴なエッセイといった趣きで,時間つぶしによい一冊。2015/08/04
jntdsn13
0
いろんな検事、いるんだな。いろんな被告人、いるんだな。検事も人間なんだなあ。といった趣の本。取調制度の不合理なんかが頭をよぎって仕方がないとかいう人でなければ気楽に読めると思う。2022/07/24
aochama
0
検事であった著者が、印象にのこった被疑者たちのエピソードを暖かい視線で綴ります。被疑者とのやりとり、証拠調べ、個性的な同僚、裁判での攻防などなかなか見えない部分が一部垣間見れ、そこからの教訓もあり、興味深く読ませていただきました(*´▽`*)2018/09/20
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