内容説明
道元はなぜ顕密諸宗を見限り、浄土門にくみせず、坐禅の道を歩んだのか?腐った社会と共にある腐った宗教界を離れて本当の山へ。―わかりやすく示された道元の実践思想の核心。道元の著作を多く引用し仏教思想史・仏教社会史の中に道元を位置づける古典的入門伝記。
目次
道元 第一作(南都と北嶺;雲遊萍寄;栄西と明全;禅林の展望;禅林の遍歴 ほか)
道元 第二作(天台と真言;新興の浄土;日本の臨済;本場の禅宗;正伝の祖道 ほか)
著者等紹介
圭室諦成[タマムロタイジョウ]
1902年熊本県生まれ。東京帝国大学文学部国史学科卒業。東京帝国大学史料編纂所所員、駒澤大学、熊本女子大学教授を経て、明治大学教授。1966年歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。