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ベルクソン『物質と記憶』を解剖する―現代知覚理論・時間論・心の哲学との接続

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  • サイズ A5判/ページ数 383p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784906917600
  • NDC分類 135.4
  • Cコード C0010

内容説明

拡張ベルクソン主義宣言!時代にあまりに先駆けて世に出たがゆえに難解書とされてきた『物質と記憶』。最近の「意識の科学」(認知神経学・認知心理学・人工知能学)と「分析形而上学」(心の哲学・時間論)の発展により、ベルクソンがそもそも意図した「実証的形而上学」の意味で『物質と記憶』を読み解く準備がようやく整ってきたことを示す画期的論集。

目次

第1部 記憶と心身問題(科学認識論・汎心論・局在論)(外界の存在について;ベルクソンと「記憶の科学」の台頭;現代から見るベルクソンの二元論;記憶と歴史―リクールからのベルクソン再読)
第2部 知覚(アフォーダンス・認知科学・現在意識)(ベルクソン、ギブソン、そして外界のイメージ;ベルクソンと生態心理学―身体の記憶と宇宙の記憶;哲学と認知心理学を定義する―ベルクソン哲学の知覚理論とブルーナーの認知心理学の分析を通して;現在の厚みとは何か?―ベルクソンの二重知覚システムと時間存在論)
第3部 時間(分析形而上学・物理・出来事存在論)(中立一元論、時間経験、そして時間―ベルクソンへの分析的視座;リプライ論文 ベルクソンにおける収縮概念について―デイントンおよび平井へのリプライ;何が記憶を一列に並べるのか?;共存と時間の流れ;知覚と記憶の接続・脱接続―デジャビュ・逆ベイズ推論)
特別付録 われらベルクソン主義者 京都宣言

著者等紹介

平井靖史[ヒライヤスシ]
福岡大学人文学部・教授。ベルクソンおよびライプニッツを中心とする近現代フランス哲学。1971年生

藤田尚志[フジタヒサシ]
九州産業大学国際文化学部・准教授、Ph.D.(哲学)。哲学・倫理学、フランス近現代思想。1973年生

安孫子信[アビコシン]
法政大学文学部・教授。哲学・フランス思想史。1951年生(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Iwata Kentaro

9
ちょっと再読。難しいよね。郡司先生の文章がすらすら読めるようになりたい。2022/12/11

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