内容説明
混合診療の解禁後、病気になったら年収一千万円以上でもあっという間に貧困。四千万円以上ないと満足な医療は受けられない。現役医師が財源論も踏まえ医療の未来を読み解き、国民健康保険制度の堅持を説く、必読の書!
目次
第1章 混合診療の解禁で医療の未来はどうなるか(自己負担3割に高額医療費還付国民健康保険制度がなかったら冠動脈閉塞の治療は自費で500万円;保険適用はオール・オア・ナッシング混合診療とは何か;混合診療が解禁されたら年収4000万円以上ないと満足な医療は受けられない ほか)
第2章 国民健康保険制度を崩壊させ自費診療を増加させようとする勢力(保険会社に内在する原理患者さんと医師の共同作業を分断させる力の介入;保険会社のスタッフの判断ひとつで保険金が下りない医療の未来;医療の主人公は患者さんと医療機関だが混合診療解禁で一番儲かるのは保険会社 ほか)
第3章 誰も教えてくれない本当に大切な国民健康保険制度の話(日本の医療費は全額税金から出している訳ではない世界最高レベルの医療制度を支えるもの;国民健康保険制度は互助の精神と国民一人ひとりのささやかな心掛けで維持されている;自費診療の国、アメリカで国民健康保険制度に反対する医師会と保険会社の言い分 ほか)
著者等紹介
橋本英樹[ハシモトヒデキ]
昭和35年11月16日、京都府舞鶴市生まれ。生後すぐに函館に移住。以後、函館で育つ。昭和54年、北海道大学理1系に入学するも、医師になる夢を断ちがたく、予備校にて受験勉強にいそしんだ。昭和56年、札幌医科大学入学。昭和62年、卒業後、同大学の整形外科に入局。札医大の整形外科、救急集中治療部、函館五稜郭病院整形外科、愛育病院整形外科にて研修。平成2年に札幌医科大学大学院入学。生化学の研究に従事した。平成6年4月、学位取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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