ローカリズム宣言―「成長」から「定常」へ

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ローカリズム宣言―「成長」から「定常」へ

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  • サイズ B6判/ページ数 276p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784906905164
  • NDC分類 304
  • Cコード C0095

内容説明

守るべきは「お金」よりも「山河」。あなたは、これからこの国で、どう生きるか?

目次

脱「経済成長」―グローバル資本主義は終焉する
「山河」を守る―「成長」から「定常」へシフトせよ
国家の「株式会社化」―サラリーマンマインドを捨てよ
「定常経済」と「贈与」―先人資産を次世代へパスせよ
「小国寡民」と「ハイパー・グローバル」―「グローバリズム」と「アンチ・グローバリズム」の安定点を探せ
「廃県置藩」のすすめ―日本をローカルに「分節」せよ
地方で生きるということ―脱都会で人間的成熟をめざせ
「個人」から「集団」へ―共同体主義で“危機”を乗り切れ
脱「市場経済」―市場に委ねる部分を減らしていく
脱「地方創生」―地方創生の狙いは冷酷なコストカット
脱「国家」―国家の存在意義が急速に失われつつある
定常経済へ―「小商い」で生き延びろ
脱「マスメディア」―真偽見きわめる直感力を身につけろ
脱「査定」―これから君たちはどう生きるのか?

著者等紹介

内田樹[ウチダタツル]
1950年東京都生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程中退。神戸女学院大学文学部助教授・教授を経て2011年に退職。現在、神戸女学院大学名誉教授。京都精華大学客員教授。昭和大学理事。神戸市内で武道と哲学のための私塾「凱風館」を主宰。合気道七段。『私家版・ユダヤ文化論』で第六回小林秀雄賞、『日本辺境論』で2010年新書大賞。執筆活動全般について第三回伊丹十三賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

39
経済活動とは、人間が生きて行くために必要な商品やサービスを交換することです(20頁)。経済成長の基本原理:人間は身体という限界を超えた消費活動をすることができない(傍点、21頁)。経済というのは、コミュニケーションのために人類が黎明期に発明した制度(23頁)。安倍政権以後、 政治過程の株式会社化(傍点)が急進(48頁)。定常経済というのは、手持ちの資源をできるだけ高い質において維持するということ。資源を軽々に換金しないこと(64頁)。2018/02/14

Twakiz

35
ウチダ先生がこの本で主張されていることの多くに賛同します.マスからローカルへ.別の本でも語られるアイデアの再掲のものもありますが何度遭遇しても爽快な指摘.グローバル資本主義・成長戦略の終焉が来ているのは身体感覚の乏しい自分も感じます.同一度量衡で査定されたい若者が都会を目指し他者と区別不能な画一的な人間になっていく.人が生きていくのに必須の「教育や医療」を市場原理で考えてはいけない.相互扶助・小さな共同体のネットワーク形成がだいじ(じぶんは苦手だなぁ).ウチダ本はやはり定期的に読んで脳に刺激をもらわねば.2018/10/19

けんとまん1007

33
違和感だらけの、今のこの国。特に、政治・経済や、そこから波及する分野まで含めて、そもそもの考え方がどうなってしまったのか。足るを知る・・という言葉を思い出した。内田先生のご意見も、そこへ行く着くのではと思った。また、うすうす感じている不安を覆い隠すために、成長という言葉にしがみついているのかもしれない。成長から成熟へ、定常へというのが、本来あるべき姿のように思う。それを、複眼的な視点から提示されている1冊。2018/03/02

Sakie

22
内田先生のいつものお話。最近書かれている、これからの日本社会についてのトピックが集まっている感じ。成長主義経済から定常化経済へ。グローバル化からローカル化へ。資本主義の終わりから、まだ見えない潮流の始まりに向けて。いや、それは実はもう始まっていて、片鱗は方々に見えているのだ。その先に何があるのか、矯めつ眇めつ考察する内田先生のお話はやっぱり面白い。「廃県置藩」は興味深いアイデアだ。藩は日本の山河による境目に合わせて形づくられたと聞いたことがある。そうなったら、おもしろいことになりそうだなあと妄想する。2020/11/01

hk

21
「内田樹の集大成・総決算」「内田樹のエッセンスが凝縮された一冊」……内田氏の書籍を読むたびに書評の枕にそういったフレーズを綴っている。どういうことかと言えば、同じ内容を幾度となく読んでいるということだ。それでいてまたもや読んでしまうのはなぜか?それは内田樹の言説には説得力と深みがあるため、読むごとに新発見があり理解が深まっていくからだ。そして何よりも文章が流麗なのだ。難解な用語をもちいて読者を煙に巻くような卑怯な真似は決してしない。真っ向から読み手に向きあってくれている。是非ともお手本にしたい文章だ。2018/03/09

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