「平和主義」とは何か―韓国の良心的兵役拒否から考える

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「平和主義」とは何か―韓国の良心的兵役拒否から考える

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  • サイズ B6判/ページ数 433p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784906902682
  • NDC分類 393.2
  • Cコード C0031

目次

導入として―私の良心裁判体験記
それなら、軍に服務した我々は非良心的だということですか?―平和主義は実践の問題である
もし誰かがきみの妹を強姦して殺そうとしていたら?―殺されたり殺したりしない第三の道
兵役拒否は異端の奴らがしていることではありませんか?―長くて古いキリスト教兵役拒否の歴史
イエスが兵役拒否をしたとでもいうのですか?―平和主義者イエスの声
「正戦論」は本当に悩ましい―戦争に出ていくのは常に間違いなのか?
生かすキリスト教、殺すキリスト教―バプテスト派、平和のいばらの道
戦争中だから認められない?―二〇世紀の戦争と良心の決断
口先だけの平和運動は簡単、でも…―不義の戦争を拒否した人たち
七〇年間で良心的兵役拒否者一万人―世界で最も過酷な良心弾圧国、大韓民国
兵役義務と良心の自由が衝突するとき―代替服務制度は、だから必要だ
おわりに―寛容の精神で

著者等紹介

キムドゥシク[キムドゥシク]
金斗植。1967年10月、ソウル生まれ。高麗大学法学部を卒業し、司法試験合格後、軍法務官と検事を歴任。コーネル大学法科大学院卒業後、韓東大学法学部で教え、『福音と状況』、『当代批評』に編集委員として加わった。現在は、国立慶北大学法学部で憲法、刑事訴訟法、女性と法律などを教えている。障害者、女性、兵役拒否者など、少数者問題に関心を持つ。『憲法の風景』で、2004年に韓国百想出版文化賞(教養部門著述賞)を受賞した

山田寛人[ヤマダカント]
1967年9月、名古屋生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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イカ

2
良心的兵役拒否の歴史には、キリスト教などの宗教的な信仰にもとづく伝統がある。ところが、韓国の保守的なキリスト教会は、若い信者たちに兵役義務を果たすようにすすめており、良心的兵役拒否を徹底的に批判している。著者は、そうした良心的兵役拒否に関する誤解を丁寧に解いていく。しかし、良心的兵役拒否者に寄り添いながらも、それだけが平和主義を実践する唯一の道であるわけではないとも言う。...良心的兵役拒否自体にも様々な形態があり、軍に服務する道を選んだとしてもその中で平和主義を実践する方法があることも指摘している。2017/08/18

Momoka Fujiwara

0
第三章 もし誰かが君の妹を強姦して殺そうとしていたら? 良心的兵役拒否者と聞くと私もいかなる状況でも絶対に人を殺さないっていうこと?じゃあこの章にあるような状況に陥っても?と今まで思ってたけど この質問はもはや質問自体が不適切で聞くのであれば自分が強盗に襲われそうになっても反撃しないのか?と言う質問であれば成り立つという文が印象に残った。 第八章 戦争中だから認められない? エホバの証人にはどれだけ血が必要で輸血しないと死んでしまうという時でも信仰のためにしない、というのを聞いてからあまりいいイメージ2022/07/21

Sin'iti Yamaguti

0
キリスト教における平和主義、という原点問題から発して、現在の韓国で兵役拒否者に対する苛烈な状況をふまえて、多面的な問題対応を探る。抽象的に平和を論じるのではなく、現実に身を置いて考える。徴兵制のない日本とは異なる状況では、考え方もまた異なるのだと思わせられる。ただ、「口先だけで平和を愛すると語ることには何の意味もない」(p.66)とは私は思わない。2021/07/12

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