目次
第1部 教育改革の基本方向(教育の基本課題と改革の基本方向)
第2部 日本人の精神的バックボーンの形成(道徳教育の在り方;日本人の心を育てる)
第3部 日本人としての自己認識の形成(我が国の歴史教育の在り方;何のための歴史教育か)
第4部 我が国の文化・伝統の継承と発展(各教科等における我が国の文化・伝統の継承;我が国の文化・伝統の継承)
第5部 体験の重視(豊かな心の育成と体験活動の推進;自然体験活動の意義と課題;社会体験活動の意義と課題;文化体験の意義と課題;今なぜ体験重視の教育なのか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
入江・ろばーと
1
教育課題研究会の認識はよくある保守派のそれと似通っているが全体通じて「何を根拠にそれを言ってる?」と思わずにいられず。参考文献らしいものもほとんどなく、著者らの思い込みだけで成り立っているのではないか(特に座談会的なパート)。折しも東京五輪に向け「日本人としてのアイデンティティ」を育成しなければならない、という話になっているが道徳の時間の目標を全てそうするのは無理がある。さらに、修身や教育勅語が廃止されて日本人としてのアイデンティティを育めなくなったから道徳教育はおかしくなったというのも正直意味不明。2016/05/15