内容説明
里芋、薩摩芋、蒟蒻、慈姑、牛蒡、大蒜、人参、大根…学校で教えてくれない野菜の花、食材178種…全部新選。撮りたてです!
目次
アーティチョーク
あさつき
あしたば
あずき
アスパラガス
アスパラナ
アピオス
あぶらな
あま
アマランサス〔ほか〕
著者等紹介
植松國雄[ウエマツクニオ]
1941年3月山梨県北杜市長坂町生まれ。1963年日本大学藝術学部写真学科卒。同年小学館に入社。1981年女性セブン編集長。1997年小学館取締役。ふたつの子会社の代表取締役を経て2007年退職。退職後「野菜の花」の撮影を開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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kinkin
100
普段食する野菜から近年知られるようになった野菜の花128種類が野菜の歴史を主に解説とともに紹介されている。または花の写真には昆虫や鳥、カエルなどが一緒に写っているのが面白い。しかしそれらの生き物と一緒に写すというのは大変だったと思う。どのようにこのような写真を撮ったのか知りたいがこの本には触れていない。純粋な花の写真集として読んだ。図書館本2021/08/21
ねむねむあくび♪
77
図書館本。タイトルだけで予約し、届いて驚嘆した!なんて美しい写真集だろう。野菜の花の愛らしさと昆虫たちの美しさ。小さい生き物たちの生命の輝きが、瑞々しく映しとられている。切り花などの観賞用の花と違って、野菜を大きく美味しくする為に代を重ねた野菜の花は、どれもみな控えめで。その小さな小さな花の上で、そっと愛を交わすヤマトシジミやウラナミシジミの美しさ✨ミツバチ🐝類やテントウ虫の見事なホバリング。これを撮影するのに一体どれだけの時間がかかったのだろう。一枚一枚への忍耐と生命への愛と13年の歳月に頭が下がる。2021/08/11
けんとまん1007
46
野菜の花。一言でいうと、可憐。自分でも家庭菜園で、野菜を作っているので馴染みのある花が多い。花が咲くから、実になる。そうそう、蜂や蝶など、いろいろなものがやってくる。野菜の花たちは、見ていても飽きることがない。今度、これ作ってみようかな・・と思うのがたくさん。2021/09/17
R
44
本というか写真集。タイトルの通りの花を集めているのだけども、写真によっては主体が花ではなく、映り込んでいる昆虫や小動物だったりするのもあるんだが、全体的に面白く眺められた。サトイモとかレアな野菜の花もあるけど、穀物の小さな花を高解像度で見せてくれていたり、豆シリーズが山ほど出てきて、違いを見るのが楽しかったりできた。コメントが割と辛辣というか、関係ないうんちくも盛り込まれていたり自由で面白かった。怠惰な人に向く野菜というのはどうなんだ。2021/12/31
あじ
38
我が家の初夏庭先、薹立ちした【ちりめん冬菜】から開花した黄色い菜花に癒やされた。時に昆虫たちの結婚斡旋場となり食料調達場となり、客足は途絶えない。立秋を控える頃には種を実らせた莢に野鳥がやってきて、無心に啄んでゆく──。著者が撮影した「野菜の花」は、13年に及ぶライフワークの集大成。アルファルファが花を咲かせます、ニンジンだってぼんぼりを灯します。野菜の花に立ち寄る昆虫たちとのツーショットを狙い、著者は粘ったことでしょう。そしてほどよい分量の解説に実り多き情報が満載。ウド栽培に贅沢禁止令があったなんてね。2021/08/08