内容説明
奉公人や惣無事令、そして身分など、秀吉時代の歴史用語を丹念な史料批判から解明し、秀吉の政治に迫る!!
目次
第1講 「天下」とはなにか
第2講 秀吉の関白任官をめぐる政治ドラマ
第3講 「家康成敗」に関する秀吉書状―小牧長久手から家康臣従まで
第4講 「惣無事令」はなかった
第5講 いわゆる「身分統制令」はなにをめざしたのか
第6講 豊臣期の奉公人―奉公人身分の創出
第7講 豊臣期「奉公人」の歴史的位置
第8講 秀吉の朝鮮出兵
第9講 「唐入り」構想の放棄と結末
著者等紹介
藤井讓治[フジイジョウジ]
1947年、福井県生まれ。京都大学大学院後期博士課程単位取得退学。京都大学大学院文学研究科教授などを勤め、現在、京都大学名誉教授。専門は日本近世政治史。古文書・古記録など一次史料をもちいて近世前期の政治史、権力構造を奇をてらうことなく明らかにするよう取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。