出版社内容情報
シュナイダーの研究を紹介し、キリスト教改宗期にアングロ・サクソン人が残した詩の本質を解明する試み。
内容説明
イギリスがキリスト教国となる以前のゲルマン的世界観をカール・シュナイダーのルーン文字解読と日本の民俗学者、折口信夫の古代研究を類比しながら鋭い洞察力で著者が紐解く。
目次
序章 アングロ・サクソン人のキリスト教改宗
第1章 カール・シュナイダーの古代研究
第2章 インタープレタティオ・ヤポニカ1:天皇とゲルマンの王
第3章 インタープレタティオ・ヤポニカ2:聖王の祭祀
第4章 インタープレタティオ・ヤポニカ3:円環運動する世界
終章 円環的世界観から直線的世界観へ
著者等紹介
織田哲司[オダテツジ]
1965年(昭和40年)京都市生まれ。明治大学農学部教授。文学博士。上智大学大学院ならびにロンドン大学大学院修了。2009年から2010年までドイツ・ミュンスター大学客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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