出版社内容情報
儀礼文書=神と死者に語りかける場、儀礼の空間での唱え言。生と死の境で、
祈りと祝福と呪いの声がたちのぼる。? 死海のほとりの洞窟から、聖書を照らす新たな光が放たれた。
? 文書発見から今日に至るまでの校訂・編集・解読作業を踏まえた、原語ヘブ
ライ語・アラム語/ギリシア語からの翻訳。
? 傍注(見開き、左隅)では、欠損箇所復元の根拠、旧約・新約聖書との関連、
本文の背景にある歴史的な事柄などに触れる。また、死海文書に特有の語彙
や考え方などについて解説する。
12分冊構成
?共同体規則・終末規定 ? 聖書の再話2
?清潔規定・ハラハー・神殿の巻物 ? 詩篇 6月25日刊
? 聖書釈義 ? 儀礼文書 8月30日刊
? 黙示文学 ?知恵文書
? エノク書・ヨベル書 ? 天文文書・魔術文書
? 聖書の再話1 補遺 聖書写本・銅板巻物
上村静[ウエムラシズカ]
編集/翻訳
内容説明
死海のほとりの洞窟から聖書を照らす新たな光が放たれた。神と人、死者と生者の境に開かれる祭儀の空間に、祈りと祝福と呪いの声が響く。原典からの初めての日本語訳。
目次
序にかえて 死海文書とは何か
祝福の言葉
ベラホート
日ごとの祈り
光体の言葉
祭日の祈り
典礼文書
安息日供犠の歌
結婚儀礼
浄化儀礼
著者等紹介
上村静[ウエムラシズカ]
1966年生まれ。専攻、ユダヤ学、聖書学、宗教学。94‐98年、ヘブライ大学に留学。2000年、東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究専攻宗教学宗教史学専門分野満期退学。2005年、Ph.D.取得(ヘブライ大学)。現在、尚絅学院大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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