出版社内容情報
急速に規格化・商品化が進む近代社会の軌跡と重なる「家事労働からの解放」の夢。家庭という空間と国家、性差などとの関わりを読む。
内容説明
家事は労働なのか、それとも生活なのか。合理化、普遍化を求めた家事の近代化=「改善」の夢は、急速に規格化・商品化が進んだ社会の軌跡と重なる。家政学者や建築家、政治家たちの言動を読み解き、国家、性差、貧富やさまざまな「権力」と家庭という空間がいかに関わっているかを明らかにした、今なお斬新な社会史であり精神誌である。
目次
キッチンのない住宅
天使たちの機械住宅
貧困な都市生活者に規格化された料理を
国家につながる家政学―明治の日本家政学
商品世界に発見された家事
家事はロボットにおまかせ
主婦の労働機械―トイツの家事合理化
家事の改善をめざして―両大戦間の日本の家事
家庭という戦場―戦時下の家事
量産戸建て住宅と生活モデルの喪失
ミクロポリティックスとしての家事
未完の家政学プロジェクト
著者等紹介
柏木博[カシワギヒロシ]
1946年神戸市生まれ。現在、武蔵野美術大学教授。デザイン史、デザイン批判(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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