内容説明
リーマン・ショックも平成バブルも回避できなかった人間たち。なぜ経済の行方はそれほどまでに予測困難なのだろうか?経済予測は「サイエンス」であり、かつ「アート」であると主張する元為替ディーラーが、独自の視点で、世界の中の日本を語る。
目次
第1章 経済予測はかくも非合理―サルが人間に勝つ世界(経済予測は「サイエンス」であり「アート」である;欲望と恐怖のゲーム;経済予測はサイエンスだ;経済予測はアートだ;不確実だらけの経済;それでも人は経済に魅せられる)
第2章 「円高の40年」は終わった―円を取り巻く内部環境の変化(日本の「奇跡的な」過去;人口8000万人時代の到来;政治の漂流;日本、そして日本人は変わってしまった;共生への道;財政破綻が迫りくる)
第3章 三極化する世界―円を取り巻く外部環境の変化(変質する米国社会;米国は再生する;欧州統合の理念は不滅だ;欧州生き残りのおカギを握るどいつ;社会矛盾が拡大する中国;中国・その成長の限界)
第4章 「円安の40年」が始まった―非合理ながら予測しうる2050年の日本(大きな転換点にある日本;これから日本はどうなるのか?「文明の衝突」から「文明の融合」への転換は可能か?;世界は多極化する;アベミクスは日本を再生させるか;「日本売り」が起こりうる仕組み;「ポストアベノミクス」の生き方)
著者等紹介
斉藤洋二[サイトウヨウジ]
ネクスト経済研究所代表。1950年大阪府生まれ。一橋大学経済学部卒業後、(株)東京銀行(現三菱東京UFJ銀行)へ入行し為替ディーラーに。1988年、日本生命保険(相)入社。為替、債券、株式など資産運用を担当する。1992年フランス現地法人社長に。また(財)国際金融情報センターにて経済調査に従事し、関税外国為替等審議会委員を歴任した後、ネクスト経済研究所設立。現在ロイター通信のコラムを執筆し、人気を博している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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