出版社内容情報
革命の歴史をふまえて展開される、国家廃絶をめざす革命思想としてのアナキズム。戦後最年少イデオローグとして名を馳せた旧版を増補資本制国家を撃て!
ロシア革命の変節、スペイン革命の敗北、そして1968年の持続と転形――
革命の歴史をふまえて展開される、
生き方としての「アナーキー」ではなく、
国家廃絶をめざす革命思想としての「アナキズム」。
「戦後最年少イデオローグ」として名を馳せた旧版に、
1968年闘争期におけるアナキズム運動の総括文書「無政府主義」などを増補した
戦後日本アナキズム思想の極北。
第?部
存在 国家を撃つテロルの地平
歴史 歴史のなかの〈生〉と〈死〉
超人 ネチャーエフ
暴力 歴史における巨視と微視
第?部
国家 無政府主義革命の黙示録
序 アナキズムへの確執
第1章 総論・視座――未踏領域へ
第2章 国家廃棄――共同体の指標
第3章 組織論――黙示録の共同体
第4章 世界革命綱領の視座
付章
内戦 ロシアの背理と革命の逆説
軍隊 不可能性のインタナショナル
第?部
時間 〈国家性時間〉と都市
犯罪 犯罪者と革命家の十字路
肉体 時間の仮構とその所有
あとがき
新版補遺
反アナキズム論序説――唯一的革命の神話と構造
無政府主義
解説
?癖?に昂まった原理 松田政男
〈観念〉の力 山本光久
千坂 恭二[チサカ キョウジ]
著・文・その他
内容説明
ロシア革命の変節、スペイン革命の敗北、そして1968年の持続と転形―革命の歴史をふまえて展開される、生き方としての「アナーキー」ではなく、国家廃絶をめざす革命思想としての「アナキズム」。「戦後最年少イデオローグ」として名を馳せた旧版に、1968年闘争期におけるアナキズム運動の総括文書「無政府主義」などを増補した戦後日本アナキズム思想の極北。
目次
第1部(存在 国家を撃つテロルの地平;歴史 歴史のなかの“生”と“死”;ネチャーエフ;歴史における巨視と微視)
第2部(国家 無政府主義革命の黙示録;内戦 ロシアの背理と革命の逆説;不可能性のインタナショナル)
第3部(時間 “国家性時間”と都市;犯罪 犯罪者と革命家の十字路;時間の仮構とその所有)
新版補遺(反アナキズム論序説―唯一的革命の神話と構造;無政府主義)
著者等紹介
千坂恭二[チサカキョウジ]
1950年生まれ。高校在学中からアナキズム運動に参加し、「アナキスト革命連合」(ARF)や「アナ高連」「大阪浪共闘」で活動。70年代初頭、新左翼論壇において「戦後最年少イデオローグ」として注目され、73年に『歴史からの黙示』(田畑書店)を上梓。その後、バクーニンやドイツ思想、エルンスト・ユンガーに取り組むが、80年代以降の思想状況全般に批判的となり隠遁生活に入る。約20年の沈黙を経て2008年ごろから再始動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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