出版社内容情報
もはや国家が国民を守ることはできない!戦国時代化するこれからに備えて企業、個人は何を考え、どう行動すべきかの刺激的な処方箋
もはや国家が国民を守ることはできない!国をあてにせず、自分の力で生き抜く時代!!
現在の日本は室町末期~戦国時代にいたる状況に酷似しているように、私には思えてならないのです。この時代、応仁の乱を境に幕府の力が低下して、下剋上といわれたように社会が液状化しました。戦国時代化していくと考えるなら、もはや国家に頼ることはできず、自らを恃み自衛するしか方法はない、ということです。
これまで縮小均衡に成功した国はありません。しかし、日本人はあえてこの課題に取り組まなければ、急激な人口減と超高齢化によって国としての破たんが確実です。残された時間はそれほど長くありません。はたして日本人に希望は見つけられるのか、その可能性を探っていきたいと思います。
第1章 安楽死に向かう泥舟国家
第2章 戦国時代化していく日本
第3章 変化に適応できる国、ダメな国
第4章 日本をうまく縮小均衡させる11の方策
第5章 企業が生き延びる10の条件
第6章 個人が生き抜くための10の覚悟
【著者紹介】
1957年、神奈川県に生まれる。東京大学卒業後、米国シカゴ大学社会科学大学院国際政治経済学修士・同大学経営大学院経営学修士。マッキンゼー&カンパニー、フォルクスワーゲンドイツ本社をへて、アグリメジャーである米国カーギル社に入社。ミネアポリス本社、オランダ、イギリス法人勤務をへて、NTTデータ経営研究所へ入所。同社パートナーをへて、2009年より明治大学国際日本学部教授となる。NHK「白熱教室JAPAN」で放映された大学の講義が話題を呼んだ。専門は社会組織文化論、知財文化論、社会システム論、イノベーションおよび知識経営論。著書には『日本型イノベーションのすすめ』『日本的改革の探究』(日本経済新聞社)、『なんとなく、日本人』(PHP新書)、『2050 老人大国の現実』(共著、東洋経済新報社)などがある。
感想・レビュー
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