内容説明
開国にいたる五年前、一人のアメリカ人が江戸から出来るだけ離れた北の海、利尻島に漂流民を装って侵入してきた。その男がこの書の主人公、ラナルド・マクドナルドである。彼がどのような苦難を乗り越えてわが国での功績を己の手でつかんだのか、その功績と体験。
目次
この世に生を受けたラナルド・マクドナルド
チヌーク族に会うまでの父・アーチボルド
チヌーク族と親しく接するアーチボルド
父・アーチボルドの結婚式
混血児ラナルドの誕生と母ロアール・クソアの死
幼少のころのラナルド
日本人、音吉、久吉、岩吉の漂流に刺激される
セント・トーマスに向かうラナルド
銀行を飛び出し、放浪の旅に
サッグ港から捕鯨船でハワイへ〔ほか〕
著者等紹介
仁木勝治[ニキカツジ]
昭和15年、北海道生まれ。昭和46年3月立正大学大学院博士課程単位修得満期退学。現在、立正大学名誉教授、アメリカ文学専攻、博士(文学)。昭和59年4月~60年3月、オレゴン大学留学。その後、客員研究員としてヴァージニア大学、グラスゴー大学、エディンバラ大学(ポストドクトラル・フェロー)でフォークナーを研究。その間、法政大学、東洋大学等で非常勤講師を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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