内容説明
ジブリの少女やディズニープリンセスは何と戦い、どう働いたのか。現代のポップカルチャーと現代社会を縦横無尽、クリアに論じる新しい文芸批評!
目次
第1章 『アナと雪の女王』におけるポストフェミニズムと労働
第2章 無縁な者たちの共同体―『おおかみこどもの雨と雪』と貧困の隠蔽
第3章 『千と千尋の神隠し』は第三波フェミニズムの夢を見たか?―アイデンティティの労働からケア労働へ
第4章 母のいないシャカイのユートピア―『新世紀エヴァンゲリオン』から『インターステラー』へ
第5章 『かぐや姫の物語』、第二の自然、「生きねば」の新自由主義
終章 ポスト新自由主義へ
著者等紹介
河野真太郎[コウノシンタロウ]
一橋大学大学院商学研究科准教授。1974年山口県生まれ。関心領域はイギリスの文化と社会および新自由主義の文化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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