私たちの「戦う姫、働く少女」

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  • サイズ B6判/ページ数 122p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784906708970
  • NDC分類 367.2
  • Cコード C0095

内容説明

ポップカルチャーから現代社会を鋭く分析した『戦う姫、働く少女』の刊行から2年。同書が投げかけた問いは、若手研究者たちによって受け止められ、次の議論へ発展した。気鋭の研究者たちが、メイドカフェの働き方や、男性アイドルの商品化など新たな視点で“わたしたち”が直面する問題に深く切り込む。

目次

序章 『戦う姫、働く少女』が投げかけるもの(川口遼)
第1章 メイドカフェに見る女性の複合的労働と承認(中村香住)
第2章 第三波フェミニズムはポスト新自由主義への道を拓くのか?(田中東子)
第3章 消費者民主主義と共通文化(河野真太郎)
第4章 ディスカッション ポストフェミニズムと“わたしたち”の労働(河野真太郎・田中東子・中村香住・「司会」川口遼)
付録 おすすめ作品リスト

著者等紹介

河野真太郎[コウノシンタロウ]
専修大学法学部教授。専門はイギリス文学・文化ならびに新自由主義の文化と社会

中村香住[ナカムラカスミ]
慶應義塾大学大学院社会学研究科後期博士課程在籍。専門はジェンダー・セクシュアリティの社会学。現在の主な研究テーマは、メイドカフェにおける女性の経験について

田中東子[タナカトウコ]
大妻女子大学文学部教授。博士(政治学)。メディア文化論、ジェンダー・スタディーズ、カルチュラル・スタディーズ

川口遼[カワグチリョウ]
ジェンダーと労働研究会主宰。首都大学東京子ども・若者貧困研究センター特任研究員。大妻女子大学、青山学院大学非常勤講師。専門は、家族・労働・福祉の社会学。ジェンダー/セクシュアリティ研究

永山聡子[ナガヤマサトコ]
一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程在籍。アジア女性資料センター運営委員。在日朝鮮人3世。専門は社会学、ジェンダー研究、旧宗主国と被植民地国のフェミニズムの権力関係(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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