感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Ecriture
7
佐々木雄大のエロティシズム論、伊澤高志のロミオとジュリエット論がお目当てで購入。動物性の否定として獲得された理性を非生産的に否定する二重の否定として表れるエロティシズムは、禁止と侵犯の相補的な運動により駆動される。コジェーブやレヴィ=ストロースが十全に見ることのできなかったその使い途のない否定性は、言説に反するものを含み、その極点において哲学を追い越してしまうがゆえに語ることが難しい。贈与と交換から抜け落ちたエロティシズム、「歴史の終わり」に表れる癒えることのない傷口の議論、大変勉強になった。2016/09/20
ルンブマ
1
近年ラカン派で多用?されている「統計学的超自我 surmoi statistique」というタームのご起源様であるマリー=エレーヌ・ブルースの論考が収録されています。2020/11/06
ハチアカデミー
0
「若手研究者による新雑誌が好評」とのことで手に取る。前半にピケティ論文を掲載し今日の「資本論」をコンパクト紹介。一方で、西洋におけるエコノミーの起源、「主人による家の管理運営=家政」という意味を持つ「オイコノミア」概念の変遷や、日本語における「経済」という言葉の形成過程を追うなど、思想界を騒がせているエコノミー論を一過性のものとせず、過去と結びつけることに力が入れられる。後半ではラカン研究の現時点を紹介。ここでも今日における思想・哲学としてのラカンの可能性が探られるなど、全体としてアクチュアルな論が多い。2015/03/16
名残空
0
自閉症2018/01/23




