内容説明
阿寒湖畔の自然を制作の拠点とし、また、地元の人びとにその作品が親しまれ、大切に所蔵されてきた現代の造形作家。本書は、道東での所蔵作品から、代表的なものを選んで編集。
著者等紹介
滝口政満［タキグチマサミツ］
１９４１（昭和１６）年２月１８日満洲奉天（現瀋陽）に生まれる。１９４４（昭和１９）年／３歳、肺炎による高熱のため、聴力を失う。１９４５（昭和２０）年／４歳、敗戦。山梨へ引き揚げ。１９４６（昭和２１）年／５歳、東京教育大学教育学部（現筑波大学）附属ろう学校・幼稚園入園。１９６０（昭和３５）年／１９歳、同高等部を卒業。東京教育大学名誉教授、朝永振一郎博士より口話賞授与。１９６１（昭和３６）年／２０歳、ジュリー工芸研究所（東京・国立町）に就職。１９６３（昭和３８）年／２２歳、北海道一人旅。１９６５（昭和４０）年／２４歳、渡道。釧路工芸企業組合に入る。１９６７（昭和４２）年／２６歳、帯広みかげ学園職業指導員。山田ユリ子と結婚。７月彫刻と生活のため、阿寒湖畔に居を定めて今日にいたる。１９８７（昭和６２）年／４６歳、１１月釧路新聞社芸術賞受賞。１９８９（平成元）年／４８歳、７月北海道ろうあ連盟第３１回福祉大会文化賞を受ける。１９９１（平成３）年／５０歳、１２月１０日厚生大臣賞受賞。天皇皇后に拝謁。２０００（平成１２）年／５９歳、２月北海道アイヌ伝統工芸展に「シマフクロウ」を出品。北海道知事賞受賞
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