内容説明
なぜ薩摩は幕末の動乱を制することができたのか?―その答えは「贋金作り」にあった!
目次
第1章 忘れられた『明治維新史』
第2章 「戦争の筋肉」とは何か
第3章 斉彬が考え、久光が実行した贋金作り
第4章 大久保利通、密事に加わる
第5章 武士道と商人道
第6章 薩摩藩はなぜテロリスト集団になりえたのか
第7章 他国にあって薩摩にない「二つのもの」
第8章 郷中教育の美名に隠された「ある事実」とは
第9章 さらに薩摩の「原点」を探る
第10章 なぜ島津は「九州の統一者」になれなかったのか
第11章 西南戦争が終わらせた「長い戦国時代」
著者等紹介
佐藤眞[サトウマコト]
1960年、福岡市生まれ。中学・高校は鹿児島ラ・サール学園に通う。東京大学文学部国語学科を卒業後、祥伝社に入社。その後、クレスト社編集長、集英社インターナショナル出版部長などを歴任。現在はフリーランス編集者として活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヘタ
7
その独自性にルーツ、歴史、地理などいろんな視点からアプローチしていて、面白かったですよ。江戸末期、財政難にあった諸藩の中で、唯一、金回りがよかったという独自性もあるらしい。その源泉は贋金作りであったのだと。そうか。贋金でなんとかなるのか。永田町と霞が関に読んでもらいたい。すぐに贋金を作るべきですな。これは新興国にも嬉しい情報ですな。みたいな…
ポカホンタス
6
薩摩の贋金作りの話をはじめとして、薩摩という世界、島津藩という領主についての歴史をわかりやすく解説。知らないことが多く、面白かった。2021/02/14
Akiro OUED
3
テロを成就したら、革命家になる。ニセ金を造った薩摩藩は、官軍になった。明治維新の大久保と西郷は、キューバ革命のカストロとゲバラに似てる。革命政権を運営した大久保とカストロ、武力革命を継続した西郷とゲバラ。サイゴーの貌をワルにデフォルメしたTシャツ、売れるかも。犬は余計だが。2021/05/13
K
2
鹿児島旅行中に天文館の図書館で読んだ。鹿児島に観光名所が少ないのは城と寺が無いから!と言われて納得。仙巌園は次回行ってみよう。酒と飯は旨い!2022/05/06
sabato
0
久光wwww廃藩置県にぶちぎれて家じゅうの花火を打ち上げるという劇場型wwwwめちゃくちゃ面白かった!!鹿児島観光する人はこの本を読んだ方がいい!!確実に、鹿児島を100%堪能できるw2022/11/16