内容説明
正岡子規が「父」と慕った男がいた。不平等条約、足尾鉱毒事件、増税、格差―。国民の幸福と日本の独立のために、時の政府や権力者の理不尽と筆一本で闘った男「陸羯南」。この言論人の情熱が、今の日本に必要だ!
目次
正岡子規が慕った「翁」
賊軍の地・東北が育んだ反骨精神
『日本』創刊
『日本』と条約改正反対運動
陸羯南・田中正造と福沢諭吉の対決
『日本』の弱者救済論
羯南の税制論
羯南と『日本』に魅せられたひとびと
羯南の「浪人」という生きざま
国粋主義は何を語ったのか
国粋主義と武士道精神
羯南の自由主義論
羯南の死
羯南亡き後の同志たち
羯南の義憤
著者等紹介
小野耕資[オノコウスケ]
昭和60年神奈川県生まれ。青山学院大学文学研究科史学専攻博士前期課程修了。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。