内容説明
昭和二十年八月十五日の終戦直後、焼け野原と化した新宿。その新宿に「光は新宿より」のスローガンを掲げ、様々な苦難を乗り越え、青空マーケットを再開、東京露店商同業組合の理事長として、約7万人を傘下に“街の商工大臣”とまで称された尾津喜之助。書名「光は新宿より」のとおり、人々の暗く沈んだ心に、希望の光を投げ掛けた尾津喜之助の七十九年間の隠された波瀾万丈の人生を喜之助の長女、尾津豊子が二十年を費やし書き上げた一代記。
目次
父の生涯
「病院」の父
観音様の床下
「紫義団」結成
新宿との縁
皇国決心団
「関東尾津組」結成
高山事件
仮出獄
露店商人の本道〔ほか〕
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