内容説明
ぼくたちが、いま生きているこの地球。悲しい動物たちの物語は、そこにもいっぱいころがっている。19世紀から20世紀にかけて、人間の手でほろぼされた動物たち。星になることもできず、無言のまま消えていった動物たちは数えきれない。名前さえ、いまではすっかりわすれられている。本書を、著者が書こうと思ったのはそのためだ。ふたたび会うことのできない動物たちのすがたを、みんなに知ってほしい。そして感じてほしい。地球は人間だけのものではない。動物たちのものでもあるのだ、ということを。
目次
いななきがよみがえる日は?―クアッガ
逃げることを知らなかったハト―オガサワラカラスバト
守り神はもういない―ニホンオオカミ
ひとりぼっちの最期―セーシェルゾウガメ
いじめぬかれた王さま―バーバリライオン
悲しい顔をしたけもの―キタハーテビースト
標本はのこったけれど―マダガスカルカッコウ
角とともにうばわれた命―ションブルグジカ
20世紀まで生きた「恐竜」―オオスベトカゲ
パールピンクの悲劇―バライロガモ〔ほか〕
著者等紹介
ジェプソン,マイク[Jepson,Mike]
1957年、イギリスのLeicester College of Artを卒業。1964年から1977年までロンドンとパリの広告代理店でHead of Artを務める。その後、1992年までSaatchi & Saatchi UK Agenciesのクリエイティブディレクターを務めたのち、独立。現在にいたる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 社会福祉論