内容説明
縄文期の地名は今日も遺存し得るのではないか。本書は、縄文色が強い越後・佐渡の地名を考えたものである。
目次
1 縄目文様の呪力
2 原地名考―地名形成と背景
3 縄文語について
4 地名の長さ―音節
5 「クビ」の地名
6 縄文的知性考
7 山と野と谷(沢)の名
8 鬼伝説と時代
9 縄文期の木工
10 ウルシ語源考
補論 地名から歴史をみる
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
びっぐすとん
2
図書館本。辛辣な言い方だが、地方の郷土史愛好家の自由研究本。郷土愛と熱心さはわかるが肝心の内容は要領を得ず、脱線が多い。「首」に関する地名例をいくら挙げたところでその一語だけで結論できるものではない。自分の解釈に沿う地名だけ挙げたともいえる。他の資料や参照する専門的な論文がなく(同好の士と思われる人の考察のみ)、他人を納得させられるだけの根拠がない。全くの期待はずれ。そもそも縄文時代の言葉自体がわからないんだから、アイヌ語からだけで推察するのも疑問。借りた私も物好きだけど、この本よく図書館にあったな。2016/05/22
陸
0
図書館。考古学等が専門ではない佐渡の先生。とりあえず地名のパターンから由来を探るのは難しそう。2015/12/05