内容説明
良質の堆肥による生きた土が作物、家畜、そして人びとを健康にする。有機農業の世界的名著をわかりやすい訳で復刊。有機農業のバイブル。
目次
第1部 農業における地力の役割(地力の本質;地力の回復)
第2部 インドール式処理法(インドール式処理法;インドール式処理法の実用化 ほか)
第3部 農業における健康、活力低下および病気(土壌の通気;土壌の不健全性 ほか)
第4部 農業研究(今日の農業研究に対する批判;農業研究の成功事例)
第5部 結論と課題(総括)
著者等紹介
保田茂[ヤスダシゲル]
1939年兵庫県生まれ。1965年大阪府立大学大学院修士課程修了。現在、神戸大学農学部教授、日本有機農業学会会長、日本有機農業研究会副理事長、農学博士
魚住道郎[ウオズミミチオ]
1950年山口県生まれ。1973年東京農業大学農業拓殖学科卒業。現在、茨城県八郷町で有機農業を行う(畑3haで野菜約60種類、小麦、大豆など、田んぼ15a、平飼い養鶏600羽)。日本有機農業研究会理事
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感想・レビュー
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Shinji Nakatamari
6
自然に科学は入るべきではなさそうですね。 土壌を肥沃にしていくことが、植物、動物、人間の健康につながっていく。 http://matome.naver.jp/odai/21399200633386643012014/05/05
とせ
0
動植物性の廃棄物から腐植を作り出すインドール式処理法について。本に詳しく書いてあるが、インドール式処理法とは、下水が通っていない時代の日本の農業の畑の作り方(察してください…)と同じ。ミミズがいる畑はいい畑と聞いたことはあるが、ミミズの役割も書かれてあって、昔の農法の合理性が文章化されている。2025/03/08