内容説明
ネオリベラリズムにもとづくWTO体制やグローバル化の推進は発展途上国にどんな衝撃を与えたのか、不公正な国際金融システムをどう改革すればよいのか。
目次
第1部 WTO体制と発展途上国(WTO体制と発展途上国―南北問題観の歴史的転換;ドーハの意味―WTO第四回閣僚会議)
第2部 ネオリベラル改革とラテンアメリカ(債務危機・通貨危機とラテンアメリカ;経済社会開発モデルとしてのネオリベラリズムの意味―メキシコを事例として)
第3部 国際金融システムと発展途上国の通貨危機(国際金融システム改革論の行方;資本移動の規制論;開発金融と投機的資本―いわゆるトービン税をめぐって)
著者等紹介
吾郷健二[アゴウケンジ]
1940年大阪府生まれ。1962年大阪外国語大学スペイン語科卒業。1970年京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。現在、西南学院大学経済学部教授、経済学博士
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