出版社内容情報
『線路上の殺意―鉄道ミステリ傑作選〈昭和国鉄編〉ー』に続く昭和の時代を舞台にした鉄道ミステリの秀作を集めたアンソロジー第二弾。昭和の文豪や現代を代表する作家たちが紡ぐトリックと謎解き。その妙が存分に楽しめる一冊。
内容説明
探偵作家の里見先生が小説の題材にした温泉地での女学生殺し。遺体は鋏が入った片道切符を持っていた(「探偵小説」)。寝台急行内で行方不明になった男を“電車内の警官”が探し出す(「鉄道公安官」)。朝の通勤列車のドアが鉄橋に入った瞬間開き、大勢の乗客が転落した。事故か事件か(「不運な乗客たち」)。終電後に裏切り者が射殺されたとき、四人の“騎士”は現場から十数キロ離れた場所にいた(「ある騎士の物語」)。昭和の鉄道を舞台にした名作ミステリアンソロジー、待望の第二弾。
著者等紹介
横溝正史[ヨコミゾセイシ]
1902年兵庫生まれ。21年、「恐ろしき四月馬鹿」が雑誌「新青年」の懸賞に入選しデビュー。48年『本陣殺人事件』で第1回探偵作家クラブ賞長編賞を受賞。1981年逝去
島田一男[シマダカズオ]
1907年京都生まれ。「満洲日報」記者を経て46年に「殺人演出」が雑誌「宝石」の短編懸賞に入選しデビュー。51年「社会部記者」その他で第4回探偵作家クラブ賞短編賞を受賞。1996年逝去
井沢元彦[イザワモトヒコ]
1954年愛知生まれ。早稲田大学法学部卒業後、TBSに入社。報道局の記者時代に『猿丸幻視行』で第26回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー
島田荘司[シマダソウジ]
1948年広島生まれ。武蔵野美術大学を卒業後、81年に『占星術殺人事件』でデビュー。「島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」を主宰するなど後進の発掘にも尽力している
佳多山大地[カタヤマダイチ]
1972年大阪生まれ。94年「明智小五郎の黄昏」で創元推理評論賞佳作。以後、ミステリ評論家として各紙誌で書評活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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