内容説明
生産者と消費者、人間と動植物や大地の間に有機的関係を生み出し環境を守り、自給力を高める農のあり方とは。日本の有機農業運動をリードしてきた思想と活動の集大成。
目次
プロローグ 近代化農業の破局と明日の有機農業
第1部 遺伝子組み換え技術に未来はない(なぜ遺伝子組み換え技術を拒否するのか!;遺伝子組み換え飼料の問題点 ほか)
第2部 豊かな自給を生み出す農への転換(近代稲作と自由化を超えて;一枚の田圃にかける夢―二毛作田の可能性の追求ノート ほか)
第3部 近代畜産から有機畜産へ(近代畜産の技術;O157に負けない有畜農業 ほか)
第4部 農の時代をもたらす運動(工業化社会から「農」の世界への自分史;土を活かし、石油タンパクを拒否する論理 ほか)
著者等紹介
高松修[タカマツオサム]
1935年神奈川県横須賀市に生れる。1972年消費者自給農場「たまごの会」の発足、『石油タンパクの禁止を求める連絡会』の設立にかかわる。1972~87年、97~2000年日本有機農業研究会常任幹事。1985年茨城県八郷町で有機農業による米づくりを始める。2000年4月7日胃ガンにて逝去
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