内容説明
本書からはADL(身辺自立度)的には最重度に分類されてしまう、一見、自分の権限を全部委譲しているかのようなナオコが、みごとに近代の自立概念を超えて、自他のハーモニアスなケア関係をのびやかに、日々楽しんでいる様子が、伝わってくる。
目次
第1章 NAOKOの24時間(5時29分の壁;ウォッシングとペインティング ほか)
第2章 誕生から自立へ(太った赤ちゃん;規則だらけの訓練地獄 ほか)
第3章 生きていくことの重み(合格したのに通えない;24時間介護の生活 ほか)
第4章 叶わない夢はない(ハーモニーハイツで朝食を;仕事への想い ほか)