内容説明
ウォースパイトの大砲は、ほとんど絶え間なく火を吹いていた。ウォースパイトは自分自身の魂を持っていた船であり、乗組員すべてに愛された。しかしまた一方では、艦長たちは舵が突然故障して船が円を描いて回り、その結果他の船と衝突したり、敵の砲火のもとでは身の毛もよだつような瞬間を迎える危機を経験した。本書はイギリスのすべての戦艦のなかで最も有名で偉大な戦艦の物語である。
目次
第1章 世界最優秀戦艦
第2章 突然の舵の故障
第3章 ジュトランド沖海戦
第4章 衝突や火災等の事故
第5章 新型艦への改装
第6章 ナルヴィック
第7章 「MARE NOSTRUM(我らの海)」
第8章 カニンガムの池
第9章 クレタ島沖の災厄
第10章 「オールド・レディ」