内容説明
みずからの神を持ち、ヒットラー、ニーチェ、ダンテと対話しつづけた14歳の中学生―。悩める魂の遍歴。
目次
第1章 嫉妬
第2章 永遠のライバル
第3章 もう一人の自分
第4章 神との遭遇
第5章 透明な自分
第6章 ヒットラー、ニーチェ、ダンテとの対話
第7章 絶対的孤独
第8章 「絶対零度の狂気」
終章 数珠
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いっちゃん
6
フィクションだけど、わかってる事実や会話などから、こう想像するのが当たらずも遠からずな気がする。子育てするのが恐くなる。母親が精一杯愛していたのもたぶん事実で、子供との間にこれだけの隙間があいてたと思うと、どうやって子供と接したらいいか考えてしまう。自分とこどものこと、すごく考えさせられる本だった2013/10/24
marino
1
事実を元にフィクションとした書物だとは思うがバモイドオキとの会話が現実的ではなかった。少年Aは善悪の判断がつかない発達障害ではなかったのだろうか。 訓練で多少の対策はできたのだろうか。この作者も最後の方で述べていたが少年Aの文学的才能を感心していた。彼の母親が何かと非難の対象となるが彼の才能をいち早く察して手を差し伸べるべきだったと悔やまれる。2024/12/03
ダンカツ
1
懲役13年か。。。2014/04/22
コイヌ
1
彼みたいなのを本当の悪魔というのではないだろうか と思わされる本2008/07/16
eri
0
少年Aはどのようにして誕生したのか?フィクションではあるがそうなのかもしれないなと考えさせられた。子育てにおいて誰もが迷い苦しんで通過していく時期ではあるが、子育てに正解は無く自分の教育が良いか悪いか判らずただ自分の良心に問いかけながら子供を育てあげました。そんな1人の母親としての視点から読み進むうちこの事件を起こす前に何度も犯行を防ぐチャンスはあったのにそれが出来なかった事に悔いが残ります。親、兄弟、友達、担任、精神科医など…我が子は可愛いが少し客観的な視点でAを見守っていたなら異変に早く気付けたのでは2015/10/01
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- 和書
- ふたり綴り こうきとさち