内容説明
現代の日本と日本人に潜む「阿Q」を、白日の下に晒し、その克服の道を探る。
目次
まえがき―この本の気持ち
第1章 日本の阿Q―この国にひそむ卑屈な心(新年は「おめでたい」か;「ありがとう」は美徳か ほか)
第2章 親の阿Q―子どもたちを苦しめているもの(ストーカーママ;父親さまざま ほか)
第3章 医者の阿Q―医療をむしばむ驕りと浅薄(インフルエンザ騒動;インフルエンザという妖怪 ほか)
第4章 ぼくの阿Q―たぬき先生、自分を暴く(恥ずかしのトランクス;オムレツの鉄人 ほか)
著者等紹介
毛利子来[モウリタネキ]
1929年生まれ。岡山医科大学卒業。東京の原宿で小児科医院開業。子どもと親の立場からの社会的な発言・活動も多い。「ワクチントーク全国」元代表、「ダイオキシン環境ホルモン対策国民会議」元副代表などを経て、現在は雑誌『ちいさい・おおきい・よわい・つよい』編集代表、『マガジン9条』発起人などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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エスティマ
8
子供(小児科)医者たぬき先生、曰く、現代の医者は人間離れして来ている。原因として、近代医学が分析科学に染め上げられいる。病人の顔は症状を物語る、重いか、軽いか推察され病名さえ判る事がある。それを怠り科学分析に頼り無理やり病名を当てはめ、薬を多めに出してやる(儲け主義)。患者の方も安心を植え付けさせられているらしい事を指摘されていました。人間の大概の病気は治癒力なるらしい。たぬき先生の子供達の治療方法がとても面白い!日本中がたぬき先生のような方が居たらいいなぁ~と思いながら読了2015/01/15
だいだいいろ
0
たぬき先生のおかげで元気に育ってます。もっと早くたぬき先生の本を読みたかった。2012/03/01
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