出版社内容情報
まえがき
この詩集には、 私の思春期 (中学生の頃) から今まで (20代前半) の素直な気持ちや、 日々感じてきたことを書いています。 多分、 みなさんも感じてきたであろう、 いろんな気持ちを文字にしてみました。
大学生になってから書いた詩には、 病院や施設や地域のボランティアで出会った子どもたちとの関わりの中で感じたことを書きました。 大学院生時代には、 社会福祉法人旭川荘内にある旭川療育園で非常勤の看護婦をさせていただいていました。 その時に出会ったハンディキャップをもつ子どもたちと接する中での感じた思いも書きました。 この子たちとの出会いが私の人生にとって大きな大きな意味をもつものになっています。
さて、 この詩集のタイトルは 「花風 (はなかぜ)」 という造語にしました。 なぜこのタイトルをつけたかというと-。
花が咲いている場所に行くととても良い香りがします。 そこに風がサーっと吹くと花の香りは風にのって、 遠くまで飛んで行き、 遠くにいる人々に花の香りを伝えます。 その花の香りを感じた人たちは 「あの方向に、 良い香りのする花が咲いているんだ」 と思い、 もしかしたら実際にその花が咲いている場所に行ぜ)」 の挿し絵を描いてくれたのは、 紋佳里ちゃんという女の子です。 紋佳里ちゃんと出会ってかれこれ5年目になります。 紋佳里ちゃんは私の大切な友達です。 彼女の描く絵は観る人にとってとても優しく、 どこかホッとさせてくれる感じを与えてくれます。 優しくて楽しい挿し絵を描いてくれて、 心から感謝しています。
これを読んでくださった方には、 詩に対していろいろな感想や思いがあると思います。 自由にいろんなことを感じていただけたら嬉しく思います。 紋佳里ちゃんの絵ともども、 どうぞ楽しく読んで、 観て、 感じてください。