出版社内容情報
公判は真実を究明する場ではない。陪審員とのアイコンタクトを忘れるな。弁護士は証人になってはいけない。あなたも本書で法廷弁護術を短期間のうちに修得できる。
内容説明
これであなたも上位25%の弁護士になれる!法廷弁護術の極意を、実際の法廷でのケースを交えながら紹介。一般常識を忘れかけている多くの弁護士と、法廷ミステリーファンに贈る。
目次
法廷弁護の諸次元
必修ルール
演劇としての法廷弁護
法廷弁護の心理学
証人尋問
主尋問
反対尋問
再主尋問
最終弁論
著者等紹介
エヴァンス,キース[Evans,Keith]
イギリスのバリスター(法廷弁護士)であると同時にカリフォルニア州の弁護士でもある。弁護士実務とともに法廷弁護の技術についての講義や著作を行っている
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
morinokazedayori
28
★★★★イギリス法廷弁護士による、弁護技術についての本。裁判の判決が事実認定者(裁判官や陪審員)に対する弁護士のプレゼン力次第なら、もし加害者に技術のある弁護士がついて被害者に技術のない弁護士がついても、それでも公平な判決といえるのだろうか、とふと疑問に思った。英米と日本の裁判制度の違いには、興味がわいた。2022/07/06
大先生
5
イギリスの弁護士による弁護技術セミナーの内容をまとめた本です。とはいっても法律知識がなくても読める内容です。「演劇としての法廷弁護」という話があり、難しい法律論は一切ないので、説得・プレゼンの機会があるビジネスマンにも参考になる本かもしれません。反対尋問に成功しかけて、調子に乗って深追いした結果、大失敗するという話は勉強になりました。2023/04/01
梨里
2
紹介本。 たぶんその都度立ち返って読み返す本だと思う。良い。2022/02/14
Masaki Iguchi
2
いやー、面白かった。短く本質を突いてくるので飽きずに読み進められる。弁護士向けの研修が元ネタとのことだが、難しい法廷用語を知らなくても大丈夫。彼らに家路を示すこと。好人物であること。常に結末を意識すること。事前準備は最良の投資。裁判官を決断から解放してやること。2021/11/15
のり
1
実戦で使えるようになるには相当な訓練が必要だろうけどこういったテクニックを知ることは重要だと思う2019/11/07