出版社内容情報
21世紀のあるべき司法へ改革するために、何ができるか。8年余の思考と思いを込めて送る書。
内容説明
本書は、著者が「法曹一元」について考えてきたことをまとめたものです。日記というには公表性が強いのですが、八年余の私の思考の軌跡という意味では日記といえるかもしれません。21世紀のあるべき司法へ改革するために、本書が多少なりとも参考になればとの思いを込めて刊行することにしました。
目次
第1部 司法改革の探求(水膨れの「多数」―司法試験「改革」反対運動の感想;忘れられた改革命題―司法試験「改革」と法曹一元;キャリア裁判官はなぜ悪いのか―「裁判官の良心」について;司法制度の民主化を考える―『改革』『改良』『空想』の違いについて ほか)
第2部 法曹一元をめざして(法曹一元と「弁護士の本音」―臨時司法制度調査会設置から30年;法曹一元と弁護士制度―弁護士さん、覚悟はできていますか?;法曹人口と「法の支配」―日本の司法は短少軽薄;基本戦略としての『法曹一元』―司法改革と弁護士の役割 ほか)
後藤富士子さんへのメッセージ―『官僚司法を変える‐法曹一元裁判官』出版にあたって