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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
澄
11
一緒に問題を解きながら進んでいく内容で、フーリエ変換を理解することができる。2016/02/13
デビっちん
10
どんなに複雑な波でも、同じ形をくり返している周期をもったモノであれば、単純な波の足し合わせだと考えることができます。複雑な波はギザギザしたとかなめらかとかではなく、誰にでもわかるように関係性の式でハッキリと説明することができるということです。本書は、なぜそうなるかというフーリエ級数、展開のプロセスをとてもわかりやすく説明してくれています。波の合成プロセスに納得することで、波動の再現性への理解が深まりました。単純な波を合成することで、どんな複雑な波も再現できることから、○○波動は物理的に存在するのです。2016/09/02
澄
8
娘が三角関数がわからないとのことで再度取り出した次第。フーリエ変換まで理解しなくとも、手前の三角関数は容易に教えていてわかりやすい内容。2018/07/11
roughfractus02
7
足し算機能から出発したコンピュータには、複雑な事象を分解して足し算に変換する機能がフィットする。言語を音として解析する際、一続きの言葉の時間的な流れを数種の周波数の和に変換するフーリエ変換は、データ解析を学ぶ際に必要な知識だ。本書の特徴は、フーリエ変換を扱いながら複雑さを分解して単純な一連の式に言語化し、さらに式を修正しつつ分解した複雑さに再接近するという数学の基本的な性質も,目と手を使って積み木を組み立てるように体験させる点である。ここでは積分も指数も複素数もオイラーの公式も組み立て用の積み木に見える。2019/09/20
Saiid al-Halawi
4
借り物。音声の複雑な波長を簡単な波に分解してそれぞれの面積をうんたらかんたらで、数1A止まりのド文系には破壊的にハードルが高い。自然言語処理にとか形態素解析にもともと興味があったのでその面からはほんの少し理解が広がった気がする。2014/08/18