内容説明
環境保護政策としての排出権取引の本質を浮き彫りにし、導入に当たって留意すべき諸点を明確に示す。
目次
第1章 成立、政策目標、目標への取り組み(歴史の展望;政策目標とされる効用 ほか)
第2章 排出権取引システムの設計における主要な因子(システムの目標と基本的性格;システム設計における選択肢 ほか)
第3章 環境政策施行における諸問題と環境対策(産業の競争力と市場占有率に係わる諸問題;社会政策の制度的枠組みと既存の政策手段との融合性に関する問題 ほか)
第4章 排出権取引システム導入に係わる検討(問題の特質;既存の法的規制の背景 ほか)
第5章 排出権取引システム開発の指針(排出権取引システムの性格を決定する重要な指針;排出権取引システムの設計と導入の手順)
著者等紹介
尾崎陶彦[オザキノブヒコ]
1958年、東北大学工学部応用化学科卒業。1958年から三菱油化にて石油化学プラント設計・建設・操業、経営企画、欧州駐在、海外事業企画を担当。1980年からサウディ石油化学にてプロジェクト・マネジメントに従事。常務取締役、Board Director/SHARQ‐Saudi Arabiaを歴任。1996年から日商岩井にてインドネシア石油化学プロジェクトを指導。1998年以降は翻訳活動に従事
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